SHIFT

工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業

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用語集

用語 よみ 説明 対象技術
INV出力 アイエヌブイシュツリョク 交流を一旦直流に変え、その直流を必要な周波数の交流に変えて出力する変換器。任意の周波数を発生できるので交流電動機の回転数制御に利用される。
圧縮機などが設計より低い条件で使われている場合、回転数の低下により性能を効率よく合わせることができ省エネの有力な方法である。家庭用エアコンなどに採用されている。
駐車場換気設備のスケジュール運転
イニシャルコスト イニシャルコスト 技術開発費や機械・設備の導入費など、製品開発から製造開始までの当初にかかる費用。初期費用。初期投資。 高効率冷温水機・冷凍機の導入
インジェクタ インジェクタ 燃料噴射装置、ボイラーの給水用噴流装置 高効率ヒートポンプ給湯機への更新
インダクションユニット インダクションユニット 「誘引ユニット」。空気調和装置の一種。中央の空気調和装置で処理された空気を一次空気として、高速、高圧でユニット内のノズルから噴出させる。室内空気は一次空気に誘引されて、冷温水コイルを通った後、一次空気と混合して室内に噴き出される。 インバータ設定値の見直し
インバータ インバータ 交流を一旦直流に変え、その直流を必要な周波数の交流に変えて出力する変換器。任意の周波数を発生できるので交流電動機の回転数制御に利用される。
圧縮機などが設計より低い条件で使われている場合、回転数の低下により性能を効率よく合わせることができ省エネの有力な方法である。家庭用エアコンなどに採用されている。
コイル・フィルター、熱交換器の清掃
ポンプ台数制御の導入
インバータ等によるファンの変風量制御(VAV)の導入
CO₂又はCO濃度による外気量自動制御システムの導入
インバータ設定値の見直し
インバータ導入による流体機器(ファン、ポンプなど)の回転数制御
インバータ等によるポンプの可変流量制御(VWV)の導入
駐車場換気設備のスケジュール運転
ウォーターハンマ ウォータハンマ 水栓・弁などにより管内の流体の流れを瞬間的に閉じると、閉じた点の上流には異常な圧力変化が起こる。この現象をいい、配管・継ぎ手・弁類・機器等を振動させ騒音を生じる。過大なウオーターハンマーは配管・機器類を損傷する。water hammer。 蒸気管のスチームトラップ管理とドレン回収装置の導入
永久磁石同期電動機
(PMSM)
エイキュウジシャクドウキデンドウキ PMSM(Permanent Magnet Synchronous Motor)と略される。直流モータは、界磁用の永久磁石が固定子を、電機子巻線が回転子に配置される回転電機子形だが、PMSMは永久磁石を回転子に、電機子巻線を固定子に設けた回転界磁形の構成をもつ。永久磁石の配置から、回転子の表面に永久磁石を張り付けた表面磁石構造の同期モータ(SPMSM:Surface Permanent Magnet Synchronous Motor)と回転子の内部に永久磁石を埋め込んだ埋込磁石構造の同期モータIPMSM(Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)に大別される。 給排水ポンプの流量・圧力調整
エコノマイザ エコノマイザ ボイラの給水加熱装置の一種で、排気の余熱で給水を加熱する装置。節炭器とも言う。 排熱回収装置の導入等によるボイラの高効率化
潜熱回収小型ボイラの導入
エンタルピー エンタルピー 物体が内部に貯えている総エネルギー(熱量の合計)をいう。内部エネルギーと、圧力と体積の積からなるエネルギーの和で表わされる。通常は1kgあたりの量をいい、単位はkcal/kgを使う。enthalpy。 蒸気減圧ラインにおける蒸気タービン設置による動力回収
解列 カイレツ 発電設備等を系統から切り離すこと。 変圧器の台数制御装置の導入
可変風量制御装置
(VAV)
カヘンフウリョウセイギョソウチ
(VAV)
Variable Air VolumeでVAVと略される。ルームサーモ(室温設定器)やマノメーター(室圧計)からの信号(要求風量信号)により風量を変化させる。この時、通過風速をセンサーにより計測し、要求風量と比較しながら風量制御するので適正な室温や室圧コントロールが可能。また、ダクト静圧が変化しても常に風速センサーで計測しているので、素速く風量の制御を始める。 空室・不在時の空調停止
インバータ等によるファンの変風量制御(VAV)の導入
可変流量制御(VWV) カヘンリュウリョウセイギョ(VWV) VWVは変流量(VariableWaterVolume)を意味する。
空気または水を循環させて熱を搬送する場合、空気・水の流量を制御することにより負荷制御を行うのがVAV、VWVである。空調負荷が機器容量より小さい大部分の時間帯では、ピーク時に比べて搬送熱流量を減らせるので、それに対応して空気・水の流量を減らし、搬送エネルギーを低減する。
インバータ等によるポンプの可変流量制御(VWV)の導入
還水 カンスイ ボイラーの蒸気の循環水。配管の中で蒸気が水滴になってできた水のこと。 フリークーリングの導入
貫流ボイラ カンリュウボイラ 管によって構成され一端から強制循環給水し、順次加熱・蒸発・加熱し、他端から過熱蒸気として送り出す方式のボイラ。ドラムをもたず管のみからとなり、高圧蒸気の発生に適している。「once-through boiler」ともいう。 蒸気ボイラの運転圧力の調整
基準空気比 キジュンクウキヒ ボイラー等の燃料の燃焼設備の最も重要な管理項目が「空気比」であり、「判断基準」によってボイラーの性能及び燃料の種類毎に基準空気比が定められている。基準空気比が1.2~1.3の場合、排ガス中の酸素濃度は4~5パーセント程度が最適となる。 工業炉の空気比改善
空気比 クウキヒ 燃料を実際に完全燃焼させるためには、理論空気量よりも多い空気量を供給する必要がある。理論空気量A0に対する実際空気量Aの割合を空気比(m)といい、m=A/A0で表される。稼動中の燃焼炉の空気比は、排ガス中の酸素分(余剰酸素濃度)の測定値(ドライ%)から、次の簡易式で計算できる(燃料中の水素の質量割合が大きい場合及び空気比の大きい場合を除いて、燃料の種類による影響は無視できる)。
m=21/(21-O 2 (%))
なお、ボイラ及び各種工業炉の空気比の基準値、目標値が省エネルギー法判断基準で規定されている。
ボイラの燃焼空気比改善(業務)
ボイラの燃焼空気比改善(産業)
工業炉の空気比改善
空調ゾーニング クウチョウゾーニング 空調計画で使用目的、熱負荷特性、使用時間など別に区域を分けること。 空調ゾーニングの細分化
空冷チラー クウレイチラー チラーとは、水や熱媒体を温度管理しながら循環させ、様々な種類の産業機器、計測機器、食品加工機器、理化学機器などの温度を一定に保つための装置の総称。熱交換方式に水冷式と空冷式があり、一般的に空冷式は構造が簡単であるという特長がある。 チラー等冷却水、冷水の運転温度条件の改善
継電器 ケイデンキ 動作スイッチ・物理量・電力機器等の状態に応じ、制御または電源用の電力の出力をする電力機器である。 コンデンサ設置による受電設備の力率管理
顕熱 ケンネツ 物体の状態変化も起こらず組成も代わらないままで、そのものの温度を変えるはたらきをし、普通の温度計によって測りうる熱をいう。「感熱」ともいう。
※関連用語:潜熱
潜熱回収小型ボイラの導入
ボイラブロー水の顕熱回収(給水予熱)装置の導入
高演色性 コウエンショクセイ 人工光源の性能の一つ。物の色を自然光で見た状態に近い色で表現しうる性能。 LED照明の導入
高効率インペラ コウコウリツインペラ ターボ冷凍機の圧縮機に使われる部品の一つ。高速で回転するように設計されている羽根車の一種。 高効率ターボ冷凍機の導入
高効率伝熱管 コウコウリツデンネツカン 熱が伝導、対流、放射またはこれらの組合せによって、 高温の部分から低温の部分へ移動する管。 高効率ターボ冷凍機の導入
高効率フロート弁 コウコウリツフロートベン ボイラーの給水タンクやクーリングタワーや給水容器などの液面を常に一定の水位に保つようにする一種の自力調整弁。フロートを水面に浮かべておき、水位が下がるとフロートに接触されているレバーが作動して弁体が開いて給水され、一定の水位になるとフロートが浮き上がってレバーが押し上げられ弁体が閉じる。冷凍機の冷媒用には、高圧側フロート弁と低圧側フロート弁がある。 高効率ターボ冷凍機の導入
高周波点灯管 コウシュウハテントウカン 商用周波数をインバータで20~50kHzの交流にして放電管を点灯させる方式の蛍光灯。放電管には必ず直列に安定器(限流コイル)を必要とするが、高周波にすると限流コイルを小型にできるのでコイルの抵抗損失を低減できる。商用周波数の蛍光灯より高周波点灯管は約15%効率がよい。 照明制御機器の導入
高周波点灯方式 コウシュウハテントウホウシキ 商用周波数をインバータで20〜50kHzの交流にして放電管を点灯させる方式の蛍光灯。放電管には必ず直列に安定器(限流コイル)を必要とするが、高周波にすると限流コイルを小型にできるのでコイルの抵抗損失を低減できる。商用周波数の蛍光灯より高周波点灯管は約15%効率がよい。 照明制御機器の導入
高性能シリカエアロゲル コウセイノウシリカエアロゲル 体積に対する空隙の割合が非常に高く(一般には90 %以上)数十 nmの多孔構造を持つシリカゲルの総称。ちなみに市販のシリカゲルは60〜70 %の空隙率である。固体部分の伝導による伝熱が少ないのに加えて、内部での空気成分の分子の運動も妨げられるため、気体による伝導、対流も少ない。真空を使わない材料としては最も低い熱伝導率(0.015 W/mK)を持つが、柔軟性がない、機械的強度が小さい、製造コストが高いなどの問題がある。
シリカゲル(silica gel)は、メタケイ酸ナトリウム(Na2SiO3)の水溶液を放置することによって生じる酸成分の加水分解で得られるケイ酸ゲルを脱水・乾燥した物質。組成式はSiO2・nH2O、CAS登録番号は7631-86-9である。
照明制御機器の導入
高調波 コウチョウハ ある周波数成分をもつ波動に対して、その整数倍の高次の周波数成分のことである。 コンデンサ設置による受電設備の力率管理
コンデンサ コンデンサ キャパシタ、蓄電器とも呼ばれる。2枚の導体板を空気または誘電体をはさんで向かい合わせ、電気を蓄える装置。 変圧器の統合
コンプレッサ コンプレッサ 圧縮機(compressor)。気体を吸い込み、吐出する間に、ある一定の圧力まで圧縮する機械の総称。吸い込む気体が冷媒ガスの場合は、冷凍機としてその心臓部となる。吸い込む気体が空気の場合は、空気圧縮機となる。 コンプレッサの吐出圧管理
空気洩れの対策
インバータ導入による流体機器(ファン、ポンプなど)の回転数制御
コンプレッサ排熱の有効利用
コージェネレーションシステム コージェネレーションシステム 発電と同時に発生した排熱を利用して、給湯・暖房などを行うエネルギー供給システム。熱電併給システムともいう。例えば発電の排熱を利用して給湯・暖房を行うなど都市の地域冷暖房に活用する方法。火力発電システムでのエネルギー利用効率は40%程度で、残りは排熱として失われているが、コージェネレーションシステムでは70〜80%まで高められる。これまでは紙パルプ、石油化学産業などで導入されていたが、最近ではオフィスビルや病院、ホテル、スポーツ施設などにも導入されつつある。 コージェネレーションの導入
最大需要電力 サイダイジュヨウデンリョク 30分毎の平均使用電力のうち、月間で最も大きい値を最大需要電力という。デマンド値とも呼ばれる。 デマンド管理
三方弁方式 サンポウベンホウシキ 冷温水の一部をバイパスさせるための制御弁で混合型と分流型があるが何れも一つのポ−トをバイパス用に用いる。定流量システムに用いる。蓄熱式空調システムでは、一次側定温蓄熱制御や二次側定温送水温度制御に混合型三方弁が用いられる。二次側では熱交換部をバイパスされるが、還水温度が蓄熱槽にとって不利になるので、できるだけ採用を避ける。 インバータ等によるポンプの可変流量制御(VWV)の導入
シロッコファン シロッコファン 多翼送風機(sirrocco fan)。回転方向に対して多数の幅の細い羽根が取り付けられており、比較的低い静圧の範囲に用いられる送風機。空調用、給排気用、燃焼空気排気用などと用途も広い。 高効率空調機への更新
進相コンデンサ シンソウコンデンサ コンデンサが交流で90度位相が進む性質を利用して誘導性負荷(電動機など)の遅れ位相を進み位相によって打ち消し、力率改善をする設備。小容量のものでは単体で使用することが多いが、中 - 大容量では接続する進相コンデンサの台数が最適になるように、自動力率調整器によって調節している。 コンデンサ設置による受電設備の力率管理
COP シーオーピー Coefficient of Performance の略。成績係数。冷凍サイクルで、入力に対する仕事量(出力)の比率を言う。 循環ポンプの更新
熱源台数制御装置の運転発停順位の調整
高効率吸収式冷温水機・冷凍機の導入
チラー等冷却水、冷水の運転温度条件の改善
冷温水ポンプの冷温水流量計の調整
Cv値 シーブイチ バルブを全開にした時、単位時間あたりにバルブを通過する流体の体積、または重量のことをバルブの容量といい、一般的にバルブの種類とポートの口径によって決まっている。
しかし、同じ種類・同じ口径のバルブでもメーカーが異なれば容量も異なり、流体の種類・温度・粘度・比重・圧力・ポート前後の差圧、バルブ本体やポート部の構造・寸法などさまざまな因子によって左右される。さらに、バルブの種類により、同じ口径でも圧力損失が大きいもの、小さいものなど色々あり、バルブの選定が困難となる。そこで、これら流体仕様をある標準値に保つことで表わされた数値を容量係数といい、これを用いることでバルブの種類・口径の選定が比較的容易にできるようになる。
インバータ等によるファンの変風量制御(VAV)の導入
実空気量 ジツクウキリョウ 燃料を完全燃焼させるために、実際に供給する必要のある空気量。 ボイラの燃焼空気比改善(業務)
ボイラの燃焼空気比改善(産業)
自動点灯制御方式 ジドウテントウセイギョホウシキ 照明設備の点灯及び消灯を、周囲の明るさ(日射、天候など)や人の出入り等といった要件に基づき、自動的に監視制御する方式 照明制御機器の導入
除湿再熱
(再熱除湿)
ジョシツサイネツ
(サイネツジョシツ)
室内熱交換器で除湿冷却され、その後室内熱交換器で再加熱し低湿度高温空気となって室内吹出空気となること。(温度を下げた空気を暖めなおし、湿度が低く冷たくなりすぎない空気にすること) 除湿・再熱制御システムの再加熱運転の停止
スチームトラップ スチームトラップ 蒸気配管や蒸気使用機器の中にたまった復水(ドレン)を自動的に排出するバルブの総称。 蒸気管のスチームトラップ管理とドレン回収装置の導入
蒸気配管・蒸気バルブ・フランジ等の断熱強化
蒸気配管の保温強化
蒸気配管の継手・バルブ・スチームトラップ等の管理・更新
ストレージタンクスペース ストレージタンクスペース 水や油などの貯蔵タンクをいい貯水そう、貯湯そう、貯油そうなどの総称。大量に貯蔵する空間。 高効率ガス給湯器への更新
静圧 セイアツ 静圧とは、流動する気体または液体の全圧から動圧を差し引いた圧力で、 流れの方向に対して垂直方向に作用する単位面積当りの力を言う。 高効率空調機への更新
セントラル方式 セントラルホウシキ 建物内の空調や給湯の需要のある場所ごとに熱源機器を備えるのではなく、建物全体の空調や給湯の需要に対して一台の熱源機器で対応する方式。規模が大きい高効率の熱源機器を備えることが容易であるなどのメリットがある。一方、常時、温水等を循環させる必要があり、また、配水管等延長が長くなることから、配水等における熱損失の低減が重要である。 給湯温度・循環水量の調整
インバータ設定値の見直し
潜熱 センネツ 固体から液体へ、液体から気体へ(あるいはその逆)物体が変化するとき、温度上昇を伴わないで状態が変化する際に費やされる熱をいう。融解熱・蒸発熱・昇華熱などを総称して状態変化の潜熱という。
※関連用語:顕熱
潜熱回収小型ボイラの導入
総損失 ソウソンシツ 変圧器の損失。負荷に関係なく発生する無負荷損と負荷電流によって変化する負荷損、その他、変圧器の構造によって冷却ファンや送油ポンプなどの補機損を含む。一般に無負荷損(鉄損)と負荷損(銅損)以外の損失は小さいため,変圧器の損失は鉄損と銅損で表される。 変圧器の台数制御装置の導入
損失比 ソンシツヒ 変圧器における全負荷損と無負荷損の比。損失比(γ)は一般の変圧器では2~6程度のものが多い 変圧器の台数制御装置の導入
太陽光発電 タイヨウコウハツデン 太陽光発電は、太陽光を太陽電池を用いて直接電力に変換する発電方式である。太陽からの光を受けて発電するため、化石燃料による発電のようにCO₂等の温室効果ガスを発生しない。再生可能エネルギーのひとつである。 太陽光発電設備の導入
タスク・アンビエント照明 タスクアンビエントショウメイ 「Task(作業) and Ambient(周囲) Lighting(照明)」の日本語訳。
日本のオフィスでは天井に設置された照明によって、部屋の隅々まで平均的に明るくする照明手法が一般的である。これに対してタスク・アンビエント照明は、作業する場所や作業対象に必要な明るさにするスタイル。適切なバランスで照明を計画することにより、省エネできることに加え、明暗バランスの良い快適なオフィス環境をつくることができる。
タスク・アンビエント照明
単一ダクト定風量(CAV)方式 タンイツダクトテイフウリョウ(CAV)ホウシキ 吹出し口から出る風量は一定とし、吹出し温度を変えることによって冷暖房能力を調整する空調方式。
前後の圧力差変動にもかかわらず、風量を一定に保つ目的で定風量装置を用いる場合がある。
空調ゾーニングの細分化
ダンパ ダンパ 空調用あるいは換気用ダクトの途中に設けられる空気流量制御弁(開閉装置)で、その用途により要求される機能が異なる。 温度ヒューズが付いたもの(FD)などは、防災機器として使用され、デザインではなく型式認定など機能が最も優先される。 空室・不在時の空調停止
蓄熱式熱交換器 チクネツシキネツコウカンキ 蓄熱体に高温流体と低温流体とが交互に接触して熱の授受を行う装置。充填材や煉瓦積みを加熱流体で加熱しておき、そこへ弁の切替えによって被加熱流体を流動させる固定式のものと、多数の薄板などより成る蓄熱材(マトリックス)を収納する回転体を回転し、加熱および被加熱両流体をそれぞれの流路を通過させる回転式熱交換器(たとえばユングストローム熱交換器)とがある。 全熱交換器の導入(業務)
全熱交換器の導入(産業)
直交流型プレートフィン式熱交換器 チョクコウリュウガタプレートフィンシキネツコウカンキ プレートフィン型とは、プレートとコルゲートフィンを交互に積み重ねたもので、ろう付技術により一体化されて熱交換器のコア部を形成する。プレートはチューブプレートともいい、各通路間の仕切りであり一次伝熱面となる。またコルゲートフィンは二次伝熱面(拡大伝熱面)であり、通路の流体の圧力に対する強度部材の働きもすると共に様々な形状を持たせることにより流体を乱流化し、熱伝達を促進する。 全熱交換器の導入(業務)
全熱交換器の導入(産業)
直接還水方式 チョクセツカンスイホウシキ 各ユニットごとに弁を設け、弁を調節して水量を確保するもの。 インバータ等によるファンの変風量制御(VAV)の導入
チラー チラー チラーとは、水や熱媒体を温度管理しながら循環させ、様々な種類の産業機器、計測機器、食品加工機器、理化学機器などの温度を一定に保つための装置の総称。熱交換方式に水冷式と空冷式があり、一般的に水冷式は冷却効率に優れるという特長がある。
※関連用語:空冷チラー
チラー等冷却水、冷水の運転温度条件の改善
低損失・長寿命軸受 テイソンシツ・チョウジュミョウジクウケ 回転運動をする軸を支える装置。ベアリング。すべり軸受け・転がり軸受けなどがあり、動力の低損失化・長寿命化が図られたもののこと。 高効率ターボ冷凍機の導入(業務)
高効率ターボ冷凍機の導入(産業)
鉄損 テッソン(テツソン) 無負荷損の主となる変圧器の欠損。磁束の通路である鉄心に発生する。ヒステリシス損とうず電流損との和で表される。鉄損は周波数が一定の場合、1次電圧の2乗に比例する。また一般に、ヒステリシス損はうず電流損に比べて大きいため、1次電圧が一定の場合、鉄損は周波数にほぼ反比例する。 変圧器の台数制御装置の導入
デマンド値 デマンドチ デマンド( Demand )とは、“需要”という意味であるが、電力の場合「使用電力の瞬時値(kW)」の意味で使用されます。電力会社との取引でのデマンド値とは最大需要電力のことを言い、30分間の電力使用量の平均値の1ヶ月間の最大値が最大需要電力(デマンド値)になる。 デマンド管理
銅損 ドウソン インダクタや変圧器などのコイルにおいて、その巻線の抵抗成分により発生する損失である(理想的なインダクタに交流を掛けた場合、損失はゼロである)。失われた電気エネルギーはジュール熱となる。コアによる鉄損と合わせて、電動機や発電機、変圧器などの効率を低下させる要因の一つである。 不要変圧器の遮断(業務)
高効率モータの導入(産業)
ドレン ドレン ①冷却コイル、蒸気トラップ等の冷暖房設備における蒸気の凝縮水。
②配管機器などから水を流すこと。あるいは流出した水をいう。本来は水そのものをいうが、広く水を流出させる(排水)ことをいう場合もある。Drain
潜熱回収小型ボイラの導入
蒸気管のスチームトラップ管理とドレン回収装置の導入
二方弁 ニホウベン 制御対象(空調機器)の状態や能力を設定値に合うように冷温水量を制御するための制御弁。
変流量システムに用いる。二方弁を2個組合せて三方弁制御に替えることがある。
インバータ等によるポンプの可変流量制御(VWV)の導入
NOX ノックス 窒素酸化物(ちっそさんかぶつ、nitrogen oxides) は窒素の酸化物の総称。 一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(NO₂)、亜酸化窒素(一酸化二窒素)(N₂O)、三酸化二窒素(N₂O₃)、四酸化二窒素(N₂O₄)、五酸化二窒素(N₂O₅)など。 化学式の NOx から「ノックス」ともいう。 高効率ボイラの導入
ハンチング運転 ハンチングウンテン 過渡負荷運転状態 熱源台数制御装置の運転発停順位の調整
バックーラッシュ バックーラッシュ 歯車の噛み合い状態で、接している相手歯面との間にできる隙間のことをいう。歯車を噛み合わせるときに少しの隙間は必要であるが、大きくなると問題になる。 中小型ボイラの省エネ燃焼システムの導入
Pa パスカル 圧力のSI単位。パスカル。1Paは1m²に1N(ニュートン)の力が働く圧力。 蒸気ボイラの運転圧力の調整
蒸気配管・蒸気バルブ・フランジ等の断熱強化
コンプレッサの吐出圧管理
ヒートポンプ ヒートポンプ ヒートポンプは自然界での熱の移動現象に逆らって、熱を低温部から高温部へ移動させる装置。熱をくみ上げるという意味からヒートポンプと呼ばれる。動力などのエネルギーを利用して、低温部の熱をくみ上げ、より高温の媒体に熱を移動させる装置のこと。ヒートポンプで熱を移動させるためには特定な物質を介して行われ、この物質のことを作動媒体または冷媒などという。作動媒体としてはフルオロカーボン類やアンモニアのような流体のほか、臭化リチウムなどの水溶液がある。 高効率ヒートポンプ給湯機への更新
ビルマルチシステム ビルマルチシステム 個別分散空調方式ともいい、小区画ごとに個別室内空調機を配置し、それぞれの区画で希望の環境条件を設定し、希望時間の個別空調運転を行う。空気熱源ヒートポンプの室外機(圧縮機と凝縮器を内臓)1台に対し、マルチコントロールを介して複数台の室内機(熱交換器と送風機及びフイルター等を内蔵)を接続する方式が一般的。 インバータ設定値の見直し
ファンコイル ファンコイル 「ファンコイル」と略称することもある。一体のケーシングの中にコイル・送風機・空気濾過器などを組み込んだもので、配管を通してコイルに冷水または温水を送り、送風機によって室内に冷・温風を送り出す空調装置の一種。床置形・天井吊形・壁埋込型などのタイプがある。 高効率空調機への更新
インバータ設定値の見直し
空室・不在時の空調停止
ファンベルト ファンベルト ラジエータへ空気を送るファンを駆動するクランク軸によって動かされるベルト。 空調機・換気ファンのプーリダウン
フィーダ フィーダ フィーダー(線)(フィーダーせん)とはアンテナの給電線(フィーダー、英:feeder)のことである。送信機または受信機とアンテナが離れている場合に、高周波電力を伝送するために用いられる。高い電圧で受電した後、変圧器で電圧を下げた後、各所へ給電するための配線。 変圧器の統合
負荷損 フカソン 負荷電流によって変化する変圧器の損失。主として負荷電流による巻線の抵抗損であり銅損とも呼ばれ、負荷電流の増加とともに増大する漏れ磁束による表皮効果によって巻線の実効抵抗が増加することによる抵抗損や巻線以外の金属構造物に発生するうず電流による漂遊負荷損が含まれる。負荷損は基準巻線温度75℃に換算したものが使用される。 変圧器の台数制御装置の導入
VAV ブイエーブイ 可変風量方式(variable air volume system)
「VAV方式」と略称され空気調和機の運転中は、その空気加熱器あるいは空気冷却器への熱媒または冷媒流量を常に一定とし送風温度は一定に保っておく。そして室内の冷暖房の負荷に応じて送風量を加減し室内温度を所定範囲に自動制御する空気調和方式。
インバータ等によるファンの変風量制御(VAV)の導入
ブロワ ブロワ JISでは「圧縮機のうち、有効吐出し圧力が 200 kPa 以下のもの」と定義されている。
工場の現場では上記ほど厳密に区別されているわけではなく、吐出圧力がそれほど強くないものを『ファン』と呼び、吐出圧力が強いものを『ブロワ』と呼んび『ファン』や『ブロア』をおおよそにまとめたものを『送風機』と表現することが多くなっている。
ルーツブロワの使用
プラグファン プラグファン 遠心送風機の一種で、空調機などの容器内に羽根車だけで収容し、コンパクト化が可能。 高効率空調機への更新
プーリ プーリ ベルトをかけて回転機械を駆動する場合のベルトをかける円筒状の部品。ベルトの形状によって表面が平滑であったり、V字状の円周方向の溝があるもの(V溝)や、歯車状に軸に平行な凹凸のあるものがある。 空調機・換気ファンの高効率ファンベルト導入
インバータ設定値の見直し
プーリーダウン プーリーダウン ベルトをかけて回転機械を駆動する場合のベルトをかける円筒状の部品のサイズ変更。 空調機・換気ファンのプーリダウン
並列 ヘイレツ 発電設備等を系統に接続すること。 変圧器の台数制御装置の導入
変風量制御 ヘンフウリョウセイギョ →VAV インバータ等によるファンの変風量制御(VAV)の導入
ペリメータ ペリメータ 周囲、周辺を意味し、建築物で外気の影響を受けやすい外壁から5m程度内側までの部分をペリメータゾーンと言う。ファインコイルユニット等で環境悪化を防ぐために空調される場合が多い。また外気の影響を受けにくい内部部分をインテリアゾーンと言う。 ペリメータレス空調システム
マルチゾーン方式 マルチゾーンホウシキ 空気調和機出口に加熱機・冷却機を並列に設置し、それぞれに混合ダンパーを設けて、各ゾーンの負荷に応じて風量を制御しながら送風する空気調和方式。 空調ゾーニングの細分化
水ジャケット ミズジャケット 内燃機関や空気圧縮機のシリンダーおよびシリンダーヘッドを覆い、冷却水をためたり循環させたりする部分。水套(すいとう)。 コージェネレーションの導入
無負荷損 ムフカソン 負荷に関係なく発生する変圧器の損失。主として磁束の通路である鉄心に発生する鉄損だが、その他に励磁電流による巻線の抵抗損や絶縁物の誘電体損が含まれる。 変圧器の台数制御装置の導入
リアクトル リアクトル 電気回路のインダクタンス素子となる静止巻線機器。 変圧器の統合
コンデンサ設置による受電設備の力率管理
力率 リキリツ 交流電力の効率に関して定義された値であり、皮相電力に対する有効電力の割合である。料金計算などの電力の管理では、パーセントで表される。 コンデンサ設置による受電設備の力率管理
レキュペレータ レキュペレータ 工業炉の熱効率を高める目的で、その高温排ガスから空気側に熱回収して、空気を予熱する熱交換装置。工業炉の排熱回収装置は、高温の排ガスを扱うためボイ ラーの空気予熱器とは構造も異なるので、区別してレキュペレータと総称している。形式には対流熱交形、蓄熱熱交形等があり、後者の例では炉と一体としたリ ジェネレイティブバーナと呼ばれる高性能な装置が最近実用化されている。工業炉の廃熱回収方法として、上記以外に、廃ガスを材料予熱に使う、あるいは低温炉に導入する方法もある。
なお、省エネルギー法判断基準に工業炉の基準廃熱回収率(基準値、目標値)が規定されている。炉の廃熱回収の手段の一つといえる。
工業炉の排ガス熱回収
レシーバータンク レシーバータンク コンプレッサの吐出空気を溜める空気タンクで役割としては
①瞬間的に能力を超える空気を使用する場合のバッファー機能
②空気の脈動防止
③コンプレッサの保護(インチング(頻繁なロード・アンロード)による故障の防止)がある。
レシーバータンクの設置

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